瑞陵高等学校前に、杉原千畝広場が出来たと聞いてはいたけれど、先日空き時間にふらふら散歩をしていたら行き当たりましたので寄ってみました。
愛知県は公立高校の一般入試で2校受けることができる全国的に珍しい仕組みで、私は瑞陵を第2希望に考えていました。しかし先立つ推薦入試で第1希望に合格したので、なんやかんや25年前に希望していた学校に初めて足を運んだのでした。
杉原千畝の生き方に若い頃感銘を受けたのですが、今改めてそれなりに公的な立場や守るべき家族を得たわたしが彼の生き方に触れてみたところ、すごい胆力だな、と。とてもじゃないけど、わたしだったら我が身可愛さが先立ってしまうなぁと。
本国からのお達しに、敢えて見当違いな質問を返してお達しが届いていないふりをして時間をかせぎビザを出し続けたんだって。うわぁ。その立場だったらやれるか?
ルールや規則を守ることが我が身も他者も守るんだけれど、有事には普段のルールや規則がかえって危険になったり、時代が変わると当時のルールや規則が倫理上おかしなものと見做されたり、ルールや規則が制定された裏に隠された意味を知ったり。
うむ。
歴史にもし、はないのだけれど。
わたしの小さな個人史にも、第2希望の学校に通っていたらどうだったんだろうか?とかなんとか考えてしまいました。
掲示物のなかで千畝のビザをもち、6月に横浜で見学した氷川丸でアメリカに逃れた人もいたことがわかり、また私の中で歴史が繋がりをみたのでした。