はじめての美術館。
先日、東京国立近代美術館へふらっと足を伸ばしました。
ずいぶん古い建物でした。
調べてみたら1969年だって。
長年、ほぼ日手帳ユーザーなので、神田のTOBICHI、ほぼ日の本社を見に行った帰り、本の野外イベントを除いたついでに。
棟方志功をまとめてみたことがなかったのだけれど、民藝運動の柳宗悦が掛け軸に仕立てたキリストの板画が見事でした。
企画展 女性と抽象では三岸節子の作品に出会い、昨夏彼女の記念美術館に出かけたことを思い出しました。
美術について座学で学んだことは、中学以来ないのだけれど、気になる展覧会に通う内にいろいろ自分のなかでつながるんですね。つながりに気づくというか。幸せな瞬間です。
偶然出会う作品の中には、私にとっては気持ちが悪くて腹立たしいようなものや、見るに耐えない醜悪なものもあり、そういうものに出会うと厭だけれど。
そして夜は、ふたたび上野のこんごう庵さんで、蒸し牡蠣をいただきました。10月は2回目。
おつまみ盛り合わせプレートが美味!
ご飯も美味しいし、美術館、博物館、歌舞伎となんでもあるし素晴らしいな、東京。
で、上野とか大学あたりに住むとしたら?と不動産を調べたら、愛知県じゃ誰も見向きもしないような50年オーバーの中古マンションが6000万超えていて、ちょっと築浅だと1億超えて驚いた。
えっと、いったいどうやってみなさん東京で暮らしているのかしら?
そういう住まいを買ったと仮定すると、もう映画も歌舞伎も美術館も、すごくぜいたくなものになっちゃうね。化粧品も服もこだわっていられないよ。ミニマリスト、という概念が流行るはずだわ。だって買えないもの。
こんなに高いなら、地元で働いて暮らして、必要な時だけ上京する今のスタイルの方がずっと楽そうだ。先祖代々東京です、みたいな土地のある方以外は大変な暮らしになりそうだなぁ。憧れはあるんだけどね。