桜と菜花
通勤途中の桜並木
昼間は花見客でいっぱいですが、朝はゆっくり味わえます。菜花の油っぽい香りをぐんっとかぐと、元気がでます。
私は菜花のおひたしが好きなのです。(けして、勝手に収穫して食べたりしませんので、ご安心ください)
立派なカメラを携えた男性が2名、撮影していたのをみかけ、少し離れてから、iPhoneでパチリ。
ヒョロヒョローと鳥の鳴き声。
昨日は春の嵐、夜も雨。路面は濡れている。
これは、漢詩の春暁を思い出す。
春暁
孟浩然
春眠暁を覚えず
処処啼鳥を聞く
夜来風雨の声
花落つること知りぬ多少ぞ
今、私が花や季節そのものを楽しみながら、昔覚えたことを思い出して、もう一度味わう。学んだ時は単なる暗記だったかもしれないけれど、悠久の時を超えて、昔の人の感動に思いを重ねる。
朝から贅沢だなぁ。